2010年04月30日
4月26日(月)、ヒヤリングが行なわれました。
現在、「障害者権利条約」批准に向け、国の障害者施策全般の見直しを行っています。
内閣府の「障がい者制度改革推進会議」で、省庁ヒアリングの第1回目が、4月26日(月)に行われ、文部科学省のヒアリングと、関連団体の意見発表も行われました。
関連団体としては、全国特別支援学校長会、全国特別支援学級設置学校長協会、全国特別支援教育推進連盟、障害児を普通学校へ・全国連絡会に加え、「保護者A」さんが発言しました。
名前からわかるように、前の3団体は、現行の特別支援教育の充実をめざす立場(つまり、文科省の施策に賛成)から発言。「全国連絡会」は、代表の徳田さんが、「特別支援教育は分離教育」として、文科省に反対の立場から、簡潔に、力強く訴えました。
「保護者A」さんは、N市で、小学校の普通学級に在籍しつつも、水分補給や給食介助には「安全が確保できない」として、親の付き添いを求められてきた方で、その解消を訴えて署名活動などを実施した際に、「2ちゃんねる」で話題にされたのを手始めに、脅迫電話など、すさまじい攻撃にさらされたため、匿
名での発言になりました。「原則分離」の法制度であるがために、地域の学校で「本来ここに来るべきではない子」として扱われ、当然のように「親の付き添い」を求められる事例が、全国的に問題になっていますが、今まさに現場で起こっている切実な差別事象を、生々しく語られました。
※内閣府の該当ページはこちら。第9回のところに今回の資料と動画があります。文科省ヒアリングは1回目の休憩の後。
http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/kaikaku.html#kaigi
http://wwwc.cao.go.jp/lib_05/video/suishin8.html
Posted by 会員
at 03:58
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