2011年05月14日
ドラマ「生まれる」にダウン症の子役出演☆
TBS金曜ドラマ「生まれる」第5話にダウン症の子役出演
みなさん、みてください。なかなか奥のふか~いドラマです。
を転載します。
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障害者権利条約批准・インクルーシブ教育推進ネットワークML
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ダウン症協会広島支部「えんぜるふぃっしゅ」の石黒です。
松尾さんが配信されたTBS金曜ドラマ「生まれる」について日本ダウン症協会に
確認してみたところ、ダウン症の子役登場は第5話とのこと。
私は第1話しか見ていないのですが、田中美佐子演じる愛子が夫の後をひきついでい
る
パン屋の馴染みの客の女の子が
登場していました。その子の弟を演じるようです。
雑誌編集者の堀北真希演じる娘・愛美には弟が居て、彼が白血病にかかることから、
二人は公園で親しく話し・・・といった流れの登場のようです。
松田聖子・船越英一郎主演の「たったひとつのたからもの」で、ダウン症の子が役者
として出演したことがきっかけとなり、ダウン症の人たち(だけかどうかは?)の
プロダクションが出来ています。今回はそこ所属の10才の男子。
プロダクション立ち上げには、映画「八日目」で主演した、フランスの俳優、
パスカル・デュケンヌの存在も大きいですね。
明日、第4話では、羊水検査に触れられることから、テレビでも良く紹介される
書道家の金澤翔子さんや、北海道の、やはりダウン症を持つ絵描きさんが紹介さ
れるようです。
第4話のダウン症の説明と第5話の脚本については、ダウン症協会に事前チェック
依頼があり応じたとのことです。
脚本の鈴木おさむ氏のオフィシャルブログ(5月9日)にも触れて書いていますが、
柔らかいスタンスです。第4・5話についても書かれるのではないかと思います。
ダウン症本人の子役の演技が楽しみなところです。
さて、ドラマでは、編集プレゼンでガイダンスするというスタイルで、第4話羊水
検査に触れられる訳ですが、現在、この出生前検査・診断については、日本産科婦人
科
学会がガイドラインの改訂案を出し、学会員からの意見募集をしています。
以前は妊娠検査の一般的なルーチン検査であったエコー検査の解析度が各段に良く
なっ
たことから、事前説明や承諾をとった上で行う出生前検査として位置付けたもので、
一定の評価をしなければならない状況なのですが、案を読みダウン症協会として要望
書を
出しました。(案文に沿って、具体的に指摘・要望しました)
・出生前診断の問題は優生思想をその根底に持つ、それに対して出産の現場に立つ医
療者は
自覚的でなければならないが、学会の姿勢を前文に鮮明に示して欲しい。
・妊婦(カップル)の自己決定は(一過性のカウンセリンはなく)、ピアカンも含め
チーム
医療など、当事者に寄り添う支援の中でされなければ実現しない。その体制の充実を
の2点
です。(日産婦学会見解案・協会要望書は、ダウン症協会ホームページ新着情報に掲
載)
生命倫理の問題は現在、環境省が実施している「エコチル調査」も、協会の権利擁護
委員会では問題にしています。
福島原発事故への批判の有り方にも関連して再度、また新たに自覚的でありたいです
ね。
石黒敬子
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皆さま
ダウン症協会広島支部の石黒です。
先に送信しましたドラマ「生まれる」に関する、追加補足情報です。
5月12日付 朝日新聞に関連の記事
「ダウン症児が連ドラ出演 脚本家『ありのままの姿を』」
http://www.asahi.com/culture/update/0511/TKY201105110493.html
第4話には、書家・金澤翔子さんと、画家はお地蔵さんを描く、岡本佳子さんでし
た。
石黒敬子
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◎分けない社会は、分けない教育から!!◎
Posted by 会員
at 04:21
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