2009年07月18日

高校生になりたかったヨウスケさんの10年間の受検

高校生になりたかったヨウスケさんの10年間の受検

昨日、ヨウスケさんのお父さんから今年の阿波踊りのお誘いがあった。
5浪中のらびさんへの励ましもいただいた。

昨日は、ヨウスケさんの20代最後、29歳の誕生日だそうだ。ヨウスケさんは、今、部屋を借りてヘルパーさん支援で自立生活を行っているそうだ。親元を離れて、自立生活ができるのも高校受検にチャレンジしつづけたことでの人々とのつながりで可能となっているとお父さんはおっしゃる。施設ではなく地域で生きていく、ヨウスケさんは高校生にはなれなかったけれど地域で生きている。

らびちゃんは今年の10月で20歳になる。ヨウスケさんとは9歳違いである。
らびちゃんは、ヨウスケさんの叶わなかった夢を引き継いで来年も挑戦する。
ノーマライゼーションの高校を求めて~!

ヨウスケさんの10年とらびちゃんの5年合わせて15年近く分離教育最先端県で知的障害者の高校への扉をたたきつづけている。ヨウスケさんのお父さんに「高校の扉をたたきつづけた年月は生まれた赤ちゃんが高校受検を迎える年になったのですね。」と、私たちの戦いの歳月の長さをしみじみと語り合った。次に続く子どもたちのためにも、高齢になって障害者になっていく大人たちのためにも、高校教育での共生教育を望む私たち会員は応援している。

4年前、1浪後らびちゃんと同い年のカイちゃんが、三本松高校の定時制(大幅定員割れを毎年おこしているのに、現役受検ではカイちゃんだけ定員内不合格になった。40人定員に5人の合格者、さすがに、この年は定員内不合格者を出さなかった。)

カイちゃんの合格に喜び、香川の教育界も変わりはじめたのかと思った。しかし、その時に高校の先生が言った言葉「システムはなにも変わっていない。」ということの意味が入学して時間を経るごとにを分かってきた。

でも、カイちゃんはみごとに毎年進級して来年の3月には卒業するだろう。

「教育」の意味を問い続けなければならないと思う。

日本の福祉、措置制度廃止

高齢者→2000(H12)年から「介護保険法」施行により

障害者→2003(H15)年から「支援費制度」導入により

*2005年(H17)「障害者自立支援法」成立・・・3障害(身体・知的・精神)一元化




Posted by 会員  at 11:30 │Comments(0)

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