2012年03月13日
お疲れ様でした「制度改革推進会議」
昨日3月12日(月)に、最終の38回障がい者制度改革推進会議が開催され「障がい者制度改革推進会議の成果と課題について」話し合われました。
日曜日に香川にお越しいただいた佐藤先生が①の動画で「障害者自立支援法に代わる新法の検討に関して」説明されています。ちなみに、佐藤先生は日本全国かなり行っていらっしゃるそうですが、四国に来たのは初めてとのこと・・・、日本の国から言えば、やっぱ僻地なのでしょうか~。さぬきうどんは、安くておいしいと喜んでくださいました。その日の、昼食も夕食もたぶんさぬきうどんだったと思われます。
障がい者制度改革推進会議の構成員のみなさま、長い間お疲れ様でした。この方向性を引き継ぎながら、これからも障がい当事者の声を抜きに法律や施策をつくることのないように意見を発信していっていただきたいと期待しています。
動画配信
①http://wwwc.cao.go.jp/lib_003/video/38_1.html
「障害者自立支援法に代わる新法の検討状況について」
②http://wwwc.cao.go.jp/lib_003/video/38_2.html
「障がい者制度改革推進会議の存在意義について」
③http://wwwc.cao.go.jp/lib_003/video/38_3.html
「障害者制度改革委員会に期待すること」
最終の38回障がい者制度改革推進会議に関するも届いています。転載します。
障害連事務局FAXレター No.247 2012.3.12(月)
「新しい形を提示した推進会議」
―3月12日幕を閉じる、4月からの政策委員会にどう引き継ぐか―
3月12日(月)制度改革推進会議が最終ラウンドのゴングをならした。
まずはじめに園田政務官からあいさつがあり、「この推進会議は新しい形の会議となりインターネット等を通じて国民のみなさんが参加し新しい施策のあり方について提起できたのではないか」と述べた。
続いて自立支援法と新法の経過について東室長と佐藤委員からあった。
「3月8日に民主党が総合福祉部会や訴訟団、JDFなどに説明をしたが骨格提言との落差は大きすぎる。可能な限りという文言をいれるなどある面では後退した部分もある。民主党の岡本座長は方向性は同じと言っていたが、方向性も明確にはなっていない」とした。
各委員からは推進会議の意見が軽んじられていたことなど、批判がでた。
それに対して園田政務官は「スピード感はなかったかもしれないが、これから段階的にやっていきたい」と述べると同時に、廃止問題については「理念的には廃止だが時間は必要であり段階を踏んでやっていくものだと認識していた」と語った。
続いて推進会議の評価について議論した。「当事者主体・当事者過半数のモデルをつくった」「インターネット等で情報を公開していった」「わかりやすい版を作った」「委員に合理的配慮を行った」「内閣府におき議論がしやすかった」「事務局も民間から多くとりいれ、議論をしやすくした」「第2次意見書のとりまとめのように民主主義の原理を貫いた」などの肯定的な意見がでた。
一方で問題点として「他省庁との連携が十分でなかった」「問題は浮き彫りにできたが、予算や制度上の壁にぶち当たった」「本当に国民的な議論となりえたかどうか反省が必要」「行程表はまもられたか」などの意見もだされた。
最後に4月からの政策委員会への期待について議論となった
「基本計画の策定や監督、政府への勧告のみならず、支援法などでも残された課題があり、政策全体について議論できるようにすべきである」とする内容の意見が多かった。ただ「条文上可能なのか」という意見も出され、東室長は「条文を柔らかく捉えていけば、政策全体についての議論は可能」という個人的見解とした上で述べた。さらに「自治体レベルでの合議体との関係を整理していかなければならない」とする意見もあった。
権利条約に批准すれば、政策委員会は権利条約の下のモニタリング機関となる。
最後に何人かの委員から、画期的な推進会議を運営してきた、議長や部会長、東室長をはじめとする担当室スタッフへの感謝の発言があった
また委員から東室長をはじめとする担当室スタッフに花束が贈られ、会場全体から大きな拍手となった
推進会議最終ラウンド終了の鐘の音は、ひとりひとりの胸にこれからの不安と期待を巡らせながら、余韻を残し、終わった。
Posted by 会員
at 03:44
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