2010年11月13日

オトチャン

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障害者権利条約批准・インクルーシブ教育推進ネットワークML
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 福岡市のお母さん、レスをありがとうございます。

 最近、乙武さんは、またメディアへの出演や講演などで大忙しのようですが、昨日、図書館でたまたま読んだ『厚生労働』10月号にも、表紙に
乙武 さんの大きな写真が掲載され、インタビュー記事も載っていました。

 すでに本や、他のメディアのインタビューなどで書いたり話したりしておられる内容とほぼ重複するものでしたが、

「今の学校教育現場は、9割が杞憂で成り立っている。『何かあったらいけないから』と、枠から外れることを怖れて何もしようとしない。」
「授業中に教室を飛び出して廊下で寝そべる子どもがいたら、普通は『ちゃんとしろ』と、何とか教室に連れ戻そうとするが、ぼくは『おまえお
もしろ いやつだなぁ』と受け止める。スポーツライターとして多くのアスリートを取材してきたが、『あの選手も子どものころはこうだったん
じゃないかな』 などと思ったりもする」「教師が自分の『弱さ』も含めて子どもにさらけ出し、ストライクゾーンをできるだけ広く構えて、何
があっても大丈夫だよ、 と受け止めてやることが大事」

などという発言には、深く共感しました(上の引用は私の記憶によるもので、正確ではありませんが)。

 また、教員になった理由が、子どもによる殺傷事件が相次いだことに心を痛め、とりわけ、加害者となった子どものことが気になったから、と
いうの も、なるほどなぁ、と思いました。

 彼は、『五体不満足』を書いたころと比べると、ずいぶん成長して、自分の置かれてきた立場を冷静に振り返り、非常に恵まれたケースであっ
たこと を自覚しているようです。

 しかし、「乙武さんのような優秀な人だから身体に障害があっても普通学級でやっていけたのであって、知的障害や行動障害がある子どもには
無理」 と、文科省や教育委員会と同様、身体障害者と知的障害者を分断する主張をする人がたくさんいるでしょうし、実際にそういう人たちか
らも、乙武さん のもとにメッセージがたくさん届いていることも、十分考えられます。

 なので、とりわけ、知的障害や行動障害のあるお子さんのご家族や、支援者から、どんどんメッセージを届けることが重要になってくると思い
ます。

 以下、再掲します。

●ホームページから

 乙武さんのホームページ
  http://sports.nifty.com/ototake/

 の中の、「出演依頼」のメールフォームに書き込めば、事務所を通じて乙武さんにメッセージが届くはずです。
  https://sports.nifty.com/cs/catalog/sp_infomail/form/catalog_ototake_1.htm

●twitter(ツイッター)から

 乙武さんのツイッター
http://twitter.com/h_ototake



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(2010/11/08 10:58), Miyoko Kato wrote:

福岡市のお母さんからのメールです。>


娘の授業参観で、学校保管の福岡県発行の道徳の教材本を読みましたら乙武さんの「五体不満足」の中から「オトちゃんルール」という記事が記載され ていました。人権学習の項目です。ついその場で担任の先生へメッセージを書いてしま いました。

「・・・この記事は乙武さんが普通学級で友だちといっしょに学ばれたことを前
提として書かれている。オトちゃんルールは、乙武さんとお友だちとが 同じ学
級腕せめぎあう中で生まれてきたことに意味がある。それが道徳の教材となって
いることは福岡県の学校はそれを事実だったと認め、今も(これ からも)現実
にありうるものと想定していることである。ではなぜいま、福岡(市)ではかろ
うじて保護者の意思が通ると言っても、教育行政からの分 離への圧力が非常に
強いのか。乙武さんが学校に通われているとき、親子は就学前にどんな目にあっ
たのか、入ってから親は付き添いの要請がされな かったのか、学校生活を通し
て行政を通してどんな苦労があったのかをも、子どもたちに知って欲しいと思
う。・・・」

つい、一昨日のことでした。衝動を抑えられずに書いた、このタイミングでネッ トに乙武さんのことが載り、不思議な気持ちでいます。

親御さんの中にはどんどん学校に働きかけて現場を変える努力をしているひとが 多いのではないかと思います。でも私は、学校ともよほど必要なときし か今は 「話し合い」のようなことはしていません。管理職との話し合いがときに熾烈に なることもあり、その人も同じ苦しみに巻き込むことになるた め、あまり他の> 親に対して積極的に自分の立場をアピールすることをせず、結果としてひとりで 戦うような道を歩いている気がします。それでも道徳の 本にこんな記事が載っ ていると知るとやはりうれしくなり、何か言ってみようかという気になります。
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Posted by 会員  at 08:47 │Comments(0)

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