2012年03月29日
第16回特特委(文科省)傍聴報告
インクルネット事務局の一木さんよりがありました。
特特委の最終の報告が今年度中に出されると思われましたが、遅れるようです。合理的配慮の報告が出され、残っている論点は「教職員の専門性」です。
3月16日に文科省が実施したヒアリングは、JDF、日教組や全教等の教職員組合等6団体に、合理的配慮WG報告と「教員の専門性」の2点が論点でした。
特特委でもこの論点は今までに議論されていますので、そろそろ「最終の報告」に関して話し合われると思われます。
特に、中間のまとめとして出された2010年の「論点整理」で触れられている、就学の手続きの改正と保護者と行政側の意見が異なった場合の救済機関について。
これは近年中に法令改正につながると思われます。「原則統合」への法改正の筋道が作られるかどうか、重要な局面です。
さて、第16回特特委が来週水曜日に開催されます。今回私は傍聴できませんので、どなたか報告お願いします。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/kaisai/1318844.htm特別支援教育の在り方に関する特別委員会(第16回)の開催について
特別支援教育の在り方に関する特別委員会(第16回)を下記のとおり開催いた
しますので、お知らせいたします。
1.日時 平成24年3月28日(水曜日)15時00分~18時00分
2.場所 文部科学省旧文部省庁舎6階 第2講堂
東京都千代田区霞が関3-2-2
3.議題 自由討議
その他
4.傍聴・取材・会議は、原則として一般に公開される形で開催いたします。
全国障害学生支援センター の殿岡さんが、第16回特特委傍聴報告をしてくれました。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
障害者権利条約批准・インクルーシブ教育推進ネットワークML
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
みなさま
殿岡です。
特特委傍聴、行ってきました。
WG報告に対する各団体(JDFほか)のヒヤリング結果が報告されたあと、特特委報告の骨子として、委員長試案が出され、審議が進みました。
年度内の報告は無理で、最終報告は年度を越え継続審議することが確定しました。
2010年12月の論点整理との違いですが、詳細は後日まとめるとして、例示しておきます。
論点整理:障害のある子どもと障害のない子どもが共に学ぶことは、共生社会の形成に向けて望ましいと考えられる。
↓
委員長試案:障害のある子どもと障害のない子どもが共に学ぶことは、共生社会の形成に向けて望ましい。
論点整理:本人・保護者と教育委員会、学校等の意見が一致しない場合の調整の仕組みについて、今後、検討していくことが必要。
↓
委員長試案:本人・保護者と教育委員会、学校等の意見が一致しない場合の調整の仕組みについては、各教育委員会において、第三者的な立場で関われるような相談できる体制を設置。また、行政不服審査制度による調整も考えられる。
また、WG報告を引用した部分に
「合理的配慮」についてのモデル的事例の開発・普及の、項目が追加されています。
今日はここまでにて、失礼します。
殿岡 翼 (Tsubasa Tonooka) from iPad
Twitter and Facebook use real name
Blog http://blogs.yahoo.co.jp/tsubasa_tonooka
全国障害学生支援センター NSCSD
Nationwide Support Center for Students with Disabilities
http://www.nscsd.jp
==========================
◎分けない社会は、分けない教育から!!◎
Posted by 会員
at 00:42
│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。