2011年09月24日
「人生、ここにあり！」というイタリア映画
「人生、ここにあり！」というイタリア映画が、２０１１年初夏全国順次ロードショー上映されています。
香川県では残念ながら上映されませんが、海を渡って、岡山県 シネマ・クレール で11/26（土）～12/16（金）上映予定です。
ぜひみなさま観にいきましょう～
”1978年、イタリアでは、バザーリア法の制定によって、次々に精神病院が閉鎖された。
それまで病院に閉じ込められていた患者たちを外に出し、一般社会で暮らせるような地域づくりに挑戦したのである。
この物語は、そんな時代に起こった、ある施設の夢のような実話を基にした作品である。ともすれば堅くて重い話になりがちなテーマを、愛と笑いに溢れた超絶エンターテインメントに仕立て上げた本作品は、2008年にイタリアで公開されるや異例の大ヒットとなり、社会現象にまで発展した。そしてついに、このイタリア全土が笑って泣いたユーモアあふれるハートウォーミングコメディが、2011年＝イタリア統一150周年という節目に日本に上陸する！
※「バザーリア法」とは
1978年にイタリア全土で実際に制定された世界初の精神科病院廃絶法で、最初に精神病院廃絶を唱えた精神科医フランコ・バザーリアにちなんで名付けられたもの。”
フリーランス・ライターの合田さんからのお薦めの言葉一木さん、「人生、ここにあり！」、私も観ました。
みなさま、この映画、絶対におすすめです。
イタリアでバザーリア精神保健法で入院治療が禁止された後も、精神障害のある人たちは地域に戻っても居場所がなく、
依然として医師の管理下で「できない人」と扱われる状態だったのをそれをパワフルに打破する闘いがあったのだと知りました。
「イカレてるが、バカじゃねえ」と訴える精神障害のある人たちが普通の労働者として扱われることで、社会と折り合いのつけにくい個性はそのままもちながらも、本当に自分らしい人生に目覚め、力強く地域へと出て行く過程は、インクルーシブ社会への道筋をまざまざと見る思いでした。
夢のある明るいエピソードだけでなく、普通に生きようとするなかで起こる悲劇も描かれているところがリアルです。
また、福祉的就労でもなく、一般就労でもない社会連帯協同組合という働き方があることも初めて知りました。
イタリア人は、あたりまえのようにこう言うそうです。
「イタリアで天才が生まれるのは、みんなどこかいかれてるからさ。
まあ、言ってみれば、国が巨大な精神病院みたいなものなんだ。隔離する必要はない」
うーん、すてきなことばですよね。
「イカレてるが、バカじゃねえ」と訴える精神障害のある人たちが普通の労働者として扱われることで、
社会と折り合いのつけにくい個性はそのままもちながらも、本当に自分らしい人生に目覚め、力強く地域へと出て行く過程は、
インクルーシブ社会への道筋をまざまざと見る思いでした。
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障害者権利条約批准・インクルーシブ教育推進ネットワークML
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事務局の一木です。
特々委の報告・・・、の前に、映画の宣伝です。（松尾さん、すみません。）
「人生、ここにあり！」というイタリア映画が東京を皮切りに全国で上映されます。
イタリアで１９７８年に精神病院が解体されたあと、元患者で組織された協同組合が地域で「商売」をはじめる話です。
もしかすると、数年前に名古屋での共同連大会で上映された映画ではないでしょうか。
イタリアでは１９７１年からインクルーシブ教育制度が法令化されていきますが、その源流は精神病院解体運動と同じです。
講演会等でイタリアの教育の話をさせてもらうたびに、「イタリアではどうして法制度の転換できたのか」という質問をされるのですが、こたえきれていない自分がいます。
その質問にこの映画はこたえてくれるのでは？と期待します。
イタリアと同じころから日本の分離教育制度と闘っている人には更なるパワーを、今の日本の現状にちょっと疲れている人に元気を分けてくれる映画です。お薦めします！！
※※※
以下、公式ＨＰより、簡易宣伝と上映スケジュール。
公式ＨＰ
↓
http://jinsei-koko.com/
これは、イタリアで始まった本当の“しあわせ革命”―
舞台は1983年のイタリア。型破りな活動で労働組合を追い出された熱血男・ネッロが行き着いた先は、精神病院が閉鎖されて一般社会に出された元患者たちの協同組合だった。
全くオカド違いの組合の運営を任されたネッロは、精神病の知識などゼロにも関わらず、持ち前の熱血ぶりを発揮。個性が強すぎて社会に馴染めない元患者たちに、“シゴトでオカネを稼ぐ”ことを持ちかける。
すぐに手が出るキレやすい男、彼氏が100人いるという妄想癖の女、話すことが全て嘘の虚言癖の男などなど・・・そんな一筋縄ではいかない面々とネッロは、ドタバタなトラブルを引き起こしながらも、無謀ともいえる事業に突っ走っていくが?。
イタリアで広がった夢のような挑戦?精神病院の廃止そこで生まれた知られざる実話に、イタリア全土が笑って泣いた！
1978年、イタリアでは、バザーリア法の制定によって、次々に精神病院が閉鎖された。
それまで病院に閉じ込められていた患者たちを外に出し、一般社会で暮らせるような地域づくりに挑戦したのである。
この物語は、そんな時代に起こった、ある施設の夢のような実話を基にした作品である。ともすれば堅くて重い話になりがちなテーマを、愛と笑いに溢れた超絶エンターテインメントに仕立て上げた本作品は、2008年にイタリアで公開されるや異例の大ヒットとなり、社会現象にまで発展した。そしてついに、このイタリア全土が笑って泣いたユーモアあふれるハートウォーミングコ
メディが、2011年＝イタリア統一150周年という節目に日本に上陸する！
※「バザーリア法」とは
1978年にイタリア全土で実際に制定された世界初の精神科病院廃絶法で、最初に精神病院廃絶を唱えた精神科医フランコ・バザーリアにちなんで名付けられたもの。
２０１１年初夏、シネスイッチ銀座他、全国順次ロードショー
監督・脚本：ジュリオ・マンフレドニア/原案・脚本：ファビオ・ボニファッチ
製作：アンジェロ・リッツォーリ/撮影監督：ロベルト・フォルツァ
編集：チェチリア・ザヌーゾ/音楽：ビヴィオ＆アルド・デ・スカルツィ
出演：クラウディオ・ビジオ、アニータ・カブリオーリ、アンドレア・ボスカ、ジョヴ
ァンニ・カルカーニョ、ミケーレ・デ・ヴィルジリオ、カルロ・ ジュセツペ・ガバル
ディーニ
【原題：Si Puo Fare（『やればできるさ』）／2008年／イタリア／111分】
配給・宣伝：エスパース・サロウ/協力：イメージ・サテラ イト／特別協力：イタリア
文化会館/ 後援：イタリア大使館/提供：新日本映画社、朝日新聞社
北海道 シアターキノ 10/15（土）～
青森県 フォーラム八戸 11/25（土）～12/9（金）
青森県 シネマ・ディクト 近日
秋田県 シアタープレイタウン 12/23（金）、12/24（土）、12/25（日）3日間限定
岩手県 フォーラム盛岡 11/5（土）～11/18（金）
宮城県 フォーラム仙台 10/15（土）～
山形県 フォーラム山形 10/15（土）～
福島県 フォーラム福島 11/19（土）～
群馬県 シネマテークたかさき 11/12（土）～ ★
栃木県 フォーラム那須塩原 2012/1/7（土）～
埼玉県 シネティアラ21 9/3（土）～9/16（金）
東京都 シネスイッチ銀座 7/23（土）～ ★
神奈川県 チネチッタ 8/27（土）～
神奈川県 川崎市アートセンター／アルテリオ・シネマ 11/5（土）～
神奈川県 シネマ ジャック＆ベティ 10/15（土）～
長野県 長野ロキシー 11/2（土）～
長野県 松本CINEMAセレクト 10/19（水）、10/22（土）
静岡県 静岡シネ・ギャラリー 10/15（土）～11/11（金） ★
静岡県 cinema e-ra 12/3（土）～
静岡県 ジョイランドシネマ 2012/1/7（土）～
石川県 シネモンド 11/5（土）～
新潟県 シネ・ウィンド 12/10（土）～12/23（金）
愛知県 名演小劇場 9/10（土）～ ★
三重県 伊勢進富座 2012/1/2（月）～
大阪府 梅田ガーデンシネマ 8/20（土）～ ★
京都府 京都シネマ 9/24（土）～
兵庫県 元町映画館 9/10（土）～
岡山県 シネマ・クレール 11/26（土）～12/16（金） ★
広島県 サロンシネマ 11/5（土）～ ★
山口県 テアトル徳山 近日
愛媛県 シネマルナティック 12/17（土）～
福岡県 KBCシネマ 9/3（土）～
熊本県 Denkikan 10/1（土）～10/14（金）
長崎県 セントラル劇場 10/29（土）～
宮崎県 宮崎キネマ館 10/22（土）～11/4（金）
大分県 シネマ5 9/24（土）～
佐賀県 シアターシエマ 12/24（土）～
沖縄県 桜坂劇場 12/10（土）～
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一木玲子 ICIKI Reiko
筑波技術大学 障害者高等教育研究支援センター
〒305-8520
茨城県つくば市天久保4-3-15
電話/fax ０２９－８５８－９３９０（研究室）
大学メールアドレス
richiki@a.tsukuba-tech.ac.jp
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◎分けない社会は、分けない教育から!!◎
Posted by 会員
at 01:59
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