2011年02月26日
繰り返してはならない、悲しい出来事!★
これによく似た話は、全国各地でも障害児・者の高校受検で残念ながら、あることなのよね~
でも、ワタクシタチは負けません
いじめをなくす方法は、みんなに事実を知らせること
そして、みんなが知ることで、みんなで考えていくこと
”人間は考える葦である。”
もちろん、障害のある人も考える葦なのよね
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障害者権利条約批准・インクルーシブ教育推進ネットワークML
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埼玉県立日高高校前期試験で起きたこと
平成23年度県立高等学校前期試験で起きた、有ってはならない出来事
についてご報告いたします。
私共の息子(生まれながらの重複障害者)が毎年埼玉県の普通高校全日制
(県立日高高校普通科)を目指して、はや六年目となりました。
前述の通り、息子は(生まれながらの障害者)ということもあり平成23年
度版の入学者選抜要綱・入学者選抜要領に基づき申請・打合わせを日高高校
及び県高校教育指導課と行った上、下記の要領で受験を致しました。
○ 受験時の諸注意については体育館で他の受験生と同所で
試験会場は別室とする(高校の要望)
○ 障害に対応する為代筆・代読(コミュニケーションに個性が有る為当人に
なれた人物をと要望いたしましたが県高校教育指導課の指示により教育
センターの主事が担当)
○ 試験問題は一般受験者同一で(選択式化を要望しましたが教育局より不可)
1科目目(国語)の試験の際、選抜問題の回答に際し、代筆者は四択問題等
の選択式の設問に対し、解答欄に全ての選択肢を記入するという事を行い
ました。
この件について、介助者よりこれで良いのでしょうかと終了後待機室に息子
が戻った際に報告がありました。
選択式の場合、回答は通常1つの記入が当然ですので疑問に思い、学校長に
尋ねたところ、全ての選択質問(記号等の問いかけ)に答えた場合、全てを記入
するようにと指示したことを明らかに致しました。
(問いに対する息子の回答の方法については一般的な発音が難しい為、複数回
聞く必要が有りその中で大きく声を出す若しくは微笑むというコミュニケー
ション方法である旨事前に学校長に説明済)
それでは、全てを記入したときに回答として認めていただけるのでしようかと
お尋ねしたところ、認めないと学校長は明言されました、又これは前年度も行った
と明言されました。
これはなんということでしょうか、認めない回答形式を教育センターの主事に
指示し、それを持って受験が成立するという考え方。
障害による不利益の存在を認めず、受験という公正・公平でなければならない
ものに対し障害者には公正・公平でなくとも良い、形式的に受験させれば良い、
それでも平成23年度版の入学者選抜要綱・入学者選抜要領に基づいて実施した
ことになるという、これ即ち人権侵害ではないでしょうか。
当日は強くこの件について抗議したところ、2科目目の回答から代筆の方は息子
のコミュニケーションを考え選択式の設問において1つの解答を記入するように
なったと介助者の方から報告があり、この代筆方法の変更に対し、試験監督官の方
から不適切という指摘もなく終了いたしました。
この場合どちらが正しいのでしょうか、本年度の1科目目の国語の取り扱いはどうなるのでしょうか、又前年度試験の取り扱いはどうなるのでしょうか、このような人権侵害は聞いたことがありません。
埼玉県立日高高校・県教育局高校指導課に抗議しましょう
s-coffee吉井
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◎分けない社会は、分けない教育から!!◎
Posted by 会員
at 09:53
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