2008年03月20日

~ノーマライゼーションの高校を求めて~

~ノーマライゼーションの高校を求めて~


『平本弘冨美さんと語る会 皆様からのメッセージ集』より 
人工呼吸器をつけている歩さんとお父さんのスナップ写真です。中学1年生(鉢伏高原でスキー)・高校1年生・高校2年生の歩さんです。

 香川県教育委員会に要望書を昨日持っていきました。

 それぞれのところでそれぞれの地域にあったやり方で、知的障害者の高校進学を実現したいと思います。

         要望書

香川県教育委員会教育長様


      障害児を普通学校へ・全国連絡会 香川                                                   インクルージョン実践研究会
    香川「障害児・者」の高校進学を実現する会
                               

 Mさんは、ノーマライゼーションの保育所・小学校・中学校生活を送ってきました。ほとんどの同級生たちが進学している高校へも行きたいと、高校進学をめざしてきました。しかし、同級生たちが卒業してしまった今年も4年目の挑戦をしましたが、点数が取れないということで不合格になりました。
 障害者の高校進学に関しては、障害の有無により、受検の機会が損なわれないよう特別措置を講じ、選抜については総合的に判断しているとのことです。しかし、4年目の現在も点数が取れない知的障害者は選抜されず、ノーマライゼーションの高校生活を送ることが出来ない状況が続いています。
 私たちの会は、香川県において12年もの長きにわたり、知的障害のある子どもの高校進学に理解を求め、教育関係者や広く県民にも働きかけてきました。毎年、要望書を出して、ノーマライゼーションの高校をつくるための提案もしてきました。
 「ともに生きる社会の実現」を香川県はめざしていますが、高校に知的障害者を受け入れ、ともに学び生きる教育環境を整えることは、健常者と言われている生徒、教師、職員にとっても知的障害者への理解を深め、偏見や差別をなくすることに繋がります。
 また、高校が大人になるための社会性を身につける場でもあるとすれば、さまざまな人々のかかわり合いの中で自分と相手との違いに気づけること、その違いを認め合えるようになることも大事なことではないでしょうか。
 高校教育(後期中等教育)は、教科学習のみを子どもたちに提供するものではありません。私たちは、下記のことを要望いたします。

                   記
 Mさんの12年間の保育所と義務教育でのノーマライゼーションの実績と4年間の「ノーマライゼーションの高校」を求めての受検への努力を、ぜひ、教育行政は認めていただき、Mさんが希望し続けているZ高校デザイン科において、、今年度4月より教育がうけれれますよう要望いたします。





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