2010年12月17日

JR東海さん、”障害者理解&人権教育”がんばってください。


〔知らせたいニュース速報〕〔アンビリーバブルな反接遇出来事情報〕

 JR東海またも障害者週間の12月9日(木)東京駅で~

米国加州の来日ハンドル式電動車いす使用
障害者を?乗車拒否?!
  
京都へ結局行けず


ジュンさんとボブさんを知るみなさまへ 
 ご報告

 ジュンさんとボブさんは、昨日で研究者招へいとしての日程を終了して、晴れて自由旅行に出かけましたが、彼女の利用しているスクーター式電動車いすの利用をJR東海が拒否し、残念ながら、京都に行けませんでした。二人は、アメリカで外国人むけのJRパスを購入し、それを新宿駅で使えるように登録したのですが、新宿駅から東京駅への片道しか使えないことになり、JR東海は払い戻しも拒否しているようです。ただ、彼女はクレジットカードで購入したのでカード会社にJR東海への支払いをストップさせるとのことでした。以下彼女のメールの内容を簡単に訳します。英語の得意なかたは英語のオリジナルを読んでください。

~~~~ここからジュンさんのメールの翻訳~~~~

新宿のホテルに戻ってきました。

このメールは自由に報道関係に転送して結構です。取材を希望するひとがいたら、次のメールアドレスに連絡ください。 jik@pacbell.net.

乗車拒否をされた現場写真は次のURLに掲載していますのでご覧ください。http://picasaweb.google.com/june.kailes/JRExperience120910#

==スクーター式車いす利用者であるアメリカ人観光客に対する差別==

12月9日12:03発、予定していた京都行き新幹線に乗れませんでした。私たちは、11:13に東京駅の新幹線改札口に到着しました。そこで、2人の新幹線の役員と10名の駅員に取り囲まれてしまいました。それはちょっとした光景です。かれらは、そこで1時間ほど、どうしたものかと考えました。

彼らはスクーター式は載せられないと説明し、その理由は緊急の場合に対応できないからだと言いました。私は緊急の場合、私は自力で少しは歩けると言いましたが、彼らは「駄目」と言いました。

私は、この機会は緊急時にはエンジンなしでも手動で動かせると説明しました。それでも彼らは「駄目」と言いました。

彼らは電車では20キロ以上の荷物は運べないと説明しました。スクーター式は総重量50キロですが、4つの部品に分解することが可能で、部品ひとつは20キロ以下になると説明しましたが、彼らは「駄目」と言いました。

アメリカでこの旅のために購入したJRパスの料金を払い戻してほしいといいましたが、彼らは「駄目」と言いました。※

(※JRパスは利用開始日時に改札で登録します。ジュンさんたちは新宿駅で登録して東京駅までJRパスを使いました。)

彼らは、自分たちの名前も教えてくれないし、名刺もくれないので、現場写真をとって証拠にしなくてはと写真をとりました。彼らは写真を撮影されるのを拒みましたが、私たちは強引に撮影しました。

ひとりの新幹線の役員は、彼らが審議している間、私が駅構内で店などをのぞこうと動きまわることすら、止めようとしました。彼は、あなたがどこかに行ってしまわないようにしていると言いましたが、私は彼の言うことを無視しました。すると、無理やり実力行使で止めようとしたのですが、彼は私を止めることはできませんでした。

長い審議の結果彼らは妥協策をしめしました。

それは、普通の車いす(写真の、使い勝手の悪い、自走式ではないものですが)を、代わりに提供するので、それで京都に行って、帰ってくるまでスクーターは駅で預かるとの案でした。

彼らは、スクーターを荷物として京都に送ることも可能だが、スクーターの到着がいつになるかわからないと言いました。それに、運搬の費用は自分持ちですと言いました。

彼らは、新幹線の荷物置き場なんか無いのでスクーターを乗せることはできないと言いました。しかし、(以前聞いたときに)他の車両にはおける場所があると確認したのです。

私のつかっているスクーター式は、みなさんが使っている電動車いすよりずーっと小さいです。なにがJR東海にとって問題なのでしょうか???日本においてもADAのような障害者差別禁止法が早く成立することを望みます。

JRは本気で、カリフォルニアに高速鉄道を売り込もうとしているのでしょうか?カリフォルニア現地の障害者団体は、今回の出来事を注視するでしょう。

ジュン・イサクソン・カイレス 

~~~ここまで翻訳~~~

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 抄訳 by 勝又幸子

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From: June Kailes [mailto:jik@pacbell.net]
Sent: Thursday, December 09, 2010 6:10 PM
To: yukiko-ka
Cc: jik@pacbell.net
Subject: Re: Yukiko-ka



back at Shinjuku hotel:


Feel free to send this to your reporter. She or he can reach me via email jik@pacbell.net.

Pictures at: http://picasaweb.google.com/june.kailes/JRExperience120910#

Shinkansen discriminates against an American Visitor Scooter User

We could not get on the 12:03 pm train to Kyoto on December 9th. We got the ticket gate at 11:13am. At one point we were surrounded by 2 Shinkansen supervisors and 10 staff. It was quite the scene. They deliberated on what to do for over an hour.

They explained that they do not allow motorized “automated chairs” on the train. Because of emergency – I explained in an emergency I can walk off. They said no.

I explained the scooter can be broken down and wheeled manually – without the key. They said no.

They said the train will not take anything weighting more than 20 KG. The scooter assembled weight is approximately 50 KG and unassembled (broken down in 4 parts the heaviest part is about 20KG). They said no.

I asked them for a refund for our expensive JR Rail Pass that we bought in the United States. They said no.

They would not give me their names or their business cards, so I resorted to taking their picture when it was clear that I wasn’t getting on the train. They did not want their pictures taken but we took them anyway.

One of the supervisors tried to physically stop me from rolling around the station to look at the shops while they deliberated. He said I could not move away from them. I ignored him. He tried to physically stop me, but he could not.

They finally offered me these options:

To take their light weight wheelchair [see picture] [uncomfortable, unable to operate independently] to Kyoto and leave my scooter at Tokyo station until I return.

They said they might be able to send my scooter to Kyoto by baggage truck but they could not say what time or what day it would arrive. Also we would have to pay for it.

They refused to put scooter in the baggage area – because they said they had no such area. But they did confirm there was an area in another car where it could be stored.



This is a scooter that I believe is smaller than many wheelchairs they allow on the train. What is their problem here? I hope you get your ADA passed very soon!

And JR wants to compete for the California hi-speed train contract? The California disability community will be interested in this connection.



June Isaacson Kailes, Disability Policy Consultant
Associate Director, Center for Disability & Health Policy
310 821 7080, FAX 310 827 02690
jik@pacbell.net || www.hfcdhp.org || www.jik.com






Posted by 会員  at 14:27 │Comments(0)

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