2010年09月29日
各地でフォーラムが開催されます。
実りの秋となり、ヒガンバナも咲いています。今年もやっと秋らしくなりました。
地域で開かれているフォーラム、23日の広島での報告が、9月27日、第20回障がい者制度改革推進会議で行なわれました。
ぜひ、ストリーミング動画でご覧ください。240分のうち、215分あたりからです。
※障がい者制度改革推進会議のページ
http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/kaikaku.html
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障害者権利条約批准・インクルーシブ教育推進ネットワークML
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おんどです。
勝又委員の広島フォーラム報告部分を起こしてみました。
◆小川議長
ありがとうございました。続いて、9月23日の広島フォーラムの報告を勝又委員からお願いいたします。
◆勝又委員
はい。広島地域フォーラムの報告を簡単にさせていただきます。
9月23日秋分の日、広島市社会福祉センターの2階ホールに約250名の、ホールを埋め尽くす多くの参加者を集めて開かれました。今回のフォーラムは、広島県内で活動する団体が、障害種別を越えて、フォーラム実行委員会を組織し、共同で開催したものです。
東室長より、第一次意見の説明が行われ、その後6つの団体の代表より、障害者制度改革に寄せる期待とともに、推進会議や総合福祉部会などの議論に対する問題提起や意見の発表がありました。
第一次意見に表明された改革の方向性に強い賛同を表明していただきました。それと同時に、地域で生活することを権利として保障するための制度構築が重要であるということの確認、教育については、インクルーシブ教育の本質を問う意見、コミュニケーションの保障の重要性を強調する意見など、多くの意見をいただきました。
また、各省庁で実施されている検討会の動きの中に、必ずしも第一次意見を尊重した議論が行われていないのではないかという厳しいご意見もいただきました。特に厚生労働省の医療的ケアに関する検討会に在宅の重度障害者の視点が欠けていること、文部科学省の特別支援教育に関する検討会において、インクルーシブ教育が「日本型」という修飾語をつけて一部で議論されていることなどです。
会場からは、精神障害者の就労の機会が制限されていることや、知的障害者が地域の人々や行政に理解されていない実態なども報告がありました。さらに、中途で視覚障害になった人の点字習得等の機会が公的に保障されていない問題、それから、在宅で重度障害児の介護を担う家族を支援する24時間介助サービスを強く求める意見などが出されました。
広島フォーラム実行委員会では、今後、広島の声を地方議会や国会の政治家に向けて発信し、地域の団体が連帯して、政策に影響を与えて行くための具体的な行動計画を立てて行くとのことです。そして、われわれ推進会議を側面から支援する力になっていきたいという力強い意思を示していただきました。
フォーラムの翌日、中国新聞に地域フォーラムが開催されたことが紹介されました。
地域フォーラムは、これから来年の2月まで、全国14か所で開催されますが、ここでの議論が、インターネット中継を通じて、東京から遠く離れた地域においても、強い関心と期待をもって見守られていることがわかりました。 ますますこの推進会議の責任は重いと実感した次第です。以上です。
◆小川議長
はい。ただいまの報告について質問はございませんか。大変、代表者の力強い報告がありましたので、よく伝わったと思います。地域フォーラムの報告を終わります。なお10月の予定は、10月5日が大阪フォーラムで、藤井議長代理と東室長が出席。10月10日は、千葉と富山のフォーラムで、千葉には大谷委員、川崎委員、富山には東室長が出席します。
Posted by 会員
at 21:55
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