2010年07月16日
中教審特別委員会 7月20日開催決定
7月1日(木)・2日(金)と第57回四国地区人権教育研究大会が香川県で開催されました。「進路保障」の分科会に参加しました。
インクルネットからの情報、お知らせします。
文科省中教審審議会で、特別分科会の設置が承認されました。委員はまだ発表されていません。
文科省の特別分科会の名称はなんと「特別支援教育の在り方に関する特別委員会の設置について」。
目的は「障害者権利条約の理念を踏まえた特別支援教育の在り方について専門的な審議を行う」とありますが、特別支援教育課斉藤課長の資料説明では第一次意見書や閣議決定など推進会議関連の資料は紹介のみで読み上げもしませんでした。
一方、特別支援教育関係の資料は丁寧に読み上げて説明しており、推進会議で議論された学籍一元化等の方向性ではなく、文科省が求める特別支援教育の充実を話し合う場になることは明白です。(資料、議事録は後ほど送信します。)
これに対し、7月12日の推進会議では最後に急遽これに対する議論の場がもたれました。中教審特別分科会設置に対して推進会議に何の説明もないことなどに、構成員から推進会議を無視しているという怒りが出され、要望書を提出することが議論されました。(1推進会議と連携すること、2コミュニケーション保障をすること 3情報公開をすること 4推進会議と日程が重ならないようにすること)
要望書は久松構成員がとりまとめて推進会議構成員一同から提出することになりました。
議論の様子は推進会議動画でぜひご試聴ください。土本さん(ピープルファースト)をはじめ構成員の怒りが伝わってきます。議論は会議終了前15分ほどです。
http://wwwc.cao.go.jp/lib_05/video/suishin15.html (オンデマンド中継録画)
http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/kaikaku.html#kaigi(障がい者制度改革推進会議)
http://www.nginet.or.jp/jdict/watch.html (ウォッチング障がい者制度改革推進会議)
推進会議で議論されてきたことを文科省は何も踏まえようとしていません。無視といっても過言でないでしょう。
怒っているのは推進会議だけではないことを知らせましょう。
次回の推進会議会議は文科省ヒアリングです。
中教審特別分科会初会合は7月20日です。特に中教審には多くの方の傍聴をお願いします。全国の人が関心を持っていることを伝えましょう。
<文部科学省ホームページより>
特別支援教育の在り方に関する特別委員会(第1回)の開催について
平成22年7月14日
文部科学省
障害者の権利に関する条約の理念を踏まえた特別支援教育の在り方について専門的な
調査審議を行うため、中央教育審議会初等中等教育分科会に「特別支援教育の在り方に
関する特別委員会」を設置することとしました。 つきましては、下記の日程にて、特別支援教育の在り方に関する特別委員会(第1回
)を開催いたしますので、お知らせします。
1.日時平成22年7月20日(火曜日)15時30分~17時30分
2.場所三田共用会議所第4特別会議室
東京都港区三田2-1-8(※三田共用会議所ホームページへリンク)
3.議題委員長の選任等について
特別委員会における検討事項について
その他
4.傍聴・取材(傍聴)
・会議は、原則として一般に公開する形で開催します。
・会議の傍聴を希望される方は、7月15日木曜日18時までに、お問い合わせ先に記載の
メールアドレスに氏名、所属、連絡先(送付したメールアドレスと異なる場合のみ)を
ご記入の上、お申し込みください。お申し込みをされない場合には、会場に入場できな
い場合がございます。
・席に限りがありますので、当日傍聴を希望される方が多数の場合には、抽選となる場
合もございます。あらかじめご了承ください。
(取材)
・報道関係者は、原則として1社1人とさせていただきます。
・カメラ撮影を希望される場合は、傍聴登録時にその旨も併せて記入して下さい。
・カメラ撮影は入室許可後の冒頭5分間のみとさせていただきます。
お問い合わせ先初等中等教育局特別支援教育課
企画調査係
電話番号:03-5253-4111(内線3193)
ファクシミリ番号:03-6734-3737
メールアドレス:tokubetu@mext.go.jp
Posted by 会員
at 00:58
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