2010年03月21日
千葉から、そして、愛知からのたよりから
「香川県も教育を受ける権利を保障するためにガンバレ~」
2010/3/19 21:35
緊急措置について②(愛知県の場合) 0点でも高校へ
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追加募集 緊急措置について②(愛知県の場合)
昨日の中日新聞に、次のような記事があります。
公立高校夜間定時制
後期の募集の人員増やす 県教委
県教委は17日、公立高校の夜間定時制課程の
募集人員を増加すると発表した。
対象となるのは30校33学科。
各学科で、総募集人員の5%に相当する2~4人を上乗せする。
夜間定時制の後期募集は全体で当初予定から
72人増えて614人となる。
県教委は不況などで定時制の志願者が増加していることから、
救済措置が必要と判断した。
定時制後期の入学願書受付は24日からで、25日午後3時まで。
【2010年3月18日 中日新聞】
□ □ □
千葉のTさんが、愛知県教委に電話して聞いたところ、
後期募集で40%の募集だったところを、
45%の募集にしたとのこと。
県庁内で声があがり関係部署と調整して決定、
このような経済状況なので一人でも救いたいので決定した
という話だったそうです。
先日、千葉ではどこの課に行っても言葉が通じなかったことが、
愛知では自然に行われています。
同じ教育委員会の仕事をしている人たちの、
何が違うのだろうと思います。
千葉でも、今年の受験状況が異常だということは、
どの課の人も認めているのです。
定時制の2次募集がない地域がいくつもあるというのは、
どう考えても異常です。
中学を卒業しても、受験する高校もなく就職もない子どもたちは、
どうすればいいのでしょう。
もともと、定時制を受験する生徒は様々な事情を抱えています。
全日制に通う生徒に比べればごく少数の子どもたちです。
そして、定時制を受験する機会さえない子どもは、本当に少数です。
4月からの高校無償化。
それは、この少数の子どもたちにとって、
この上なく残酷な制度です。
日本の同じ15歳の99%近くが高校にいく現実。
さらに外国人学校も無償化され、
みんなが無償で高校生活を楽しんでいる中で、
ごく少数の子どもたちだけが、
どこにも所属も居場所も得られない社会。
その子どもにとって、この社会から
自分一人が見捨てられたように感じるのではないでしょうか。
国連の人種差別撤廃委員会は、高校無償化の対象から
朝鮮学校を除外することを、
「子どもたちの教育に差別的な影響を及ぼす行為」の一つと言い、
教育の機会を差別なく与えるよう日本政府に勧告しました。
では、定時制高校を受験する機会さえない子どもたちのために、
さらには「定員」が空いている定時制高校でさえ
不合格にされる子どもたちのために、
誰が「教育の機会を差別なく与える」ことができるのか。
その仕事をするのが、県教育委員会だと思うのですが。
愛知県教委のHPには次のような文書が掲載されています。
行政の通知文書でこんなに「希望」と「暖かさ」を
感じたのは初めてかもしれません。
この「5%」という事務的な数字の向こうに、
何人もの子ども人生の希望と
人の温もりを感じるからだと思います。
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平成22年度愛知県公立高等学校入学者選抜における
定時制課程後期選抜の募集人員について
このことについては、別紙のとおりです。
また、現在の社会・経済状況や
平成22年度愛知県公立高等学校入学者選抜における
定時制課程前期選抜における志願状況等からは、
定時制課程後期選抜に受験生が多く志願することが予想されます。
このような状況を踏まえ、平成22年度入学者選抜における
緊急措置として、下記の対応をすることとしましたので
お知らせします。
記
夜間定時制課程の後期選抜において、
高等学校長は、別紙に示した後期選抜の募集人員に、
各高等学校・学科における総募集人員の
5%までの人員を加えて合格者を決定できる。
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総募集人員の5%までの人員を加えて合格者を決定できる。。
総募集人員の5%までの人員を加えて合格者を決定できる。
総募集人員の5%までの人員を加えて合格者を決定できる。
総募集人員の5%までの人員を加えて合格者を決定できる。
総募集人員の5%までの人員を加えて合格者を決定できる
「フットワークを軽くしてね、行政マン様」
Posted by 会員
at 12:01
│Comments(2)
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軽度の知的障害者のことで、ある事件にかかわりを持って、応援していますが、千葉の教育委員会はお話になりません。
臭いものには蓋をして自分達の保身に汲々としています。
「教育委員会」は、何のためにあるのか、誰のためにあるのか、ホントウニ考えてほしいですねえ!
あきらめないで、わかってくれるまで言い続けるしかありません・・・・・・。