2010年02月27日
昨日、「申し入れ」&「第2回公開質問状集計発表」
平成22年2月26日
香川県教育委員会
教育長 細松 英正 様
障害児を普通学校へ・全国連絡会 香川
インクルージョン実践研究会 香川「障害児・者」の高校進学を実現する会
障害児・者の高校進学に関する申入書
貴職におかれましては、日々職務にご多忙のことと存じます。
私たちは、1995年以来、ノーマライゼーションの実現を求め、普通高校進学を願う障害児・者が、障害による差別や不利益を受けることなく希望した高校へ進学でき、同世代の仲間と共に高校生活を送れることを願って活動しております。
今回、私たちの会が実施いたしました香川県公立高校における、“「障害のある生徒」についての受入れ状況及び配慮等の第2回公開質問状(高等学校長へのアンケート)”には短期間で、32校すべての公立高校から返信をしていただけました。四年前の第1回(2005年)公開質問状では、文書で返信いただけず、電話での聞き取りとなった高校もあり、集計するのに時間がかかりましたが、今回は、全校文書でご回答いただきました。皆様のご協力ありがとうございました。
集計発表が遅くなってしまいましたが、第2回公開質問状(2009年)の調査集計結果が出ましたので、その結果を踏まえ下記のとおり申し入れいたします。
尚、今回の調査結果では、「2006年(平成18年)12月に、障害者の権利及び尊厳を保護・促進するための国際条約である『障害者権利条約』が国連において採択され、2007年(平成19年)には日本政府もこれに署名し、批准に向かっていること」をご存知の校長先生は32校中27人、「採択したことは知っていますが、現在の批准についての状況は知りません」1人、「障害者年について、いろいろな行事等行なわれたことは聞いたりして知っている」1人、「知らない」2人、無回答1人でした。
高校進学の選抜の最終判断者は各高等学校長ですので、今まで以上のより深い障害児・者へのご理解をいただけますようご指導のほどよろしくお願いいたします。
記
1. 障害児・者にとって真の公正公平な選抜システムを機能させる。
2. 定員内不合格者を出さない。
以上
香川県高校教育課に「申し入れ」&「第2回公開質問状集計結果」を提出してきました。
その後、3階の教育記者室で私たちは記者会見してきました。
4年前の「第1回公開質問状集計」のことを書いたブログです。
http://syougaijimogakkouhekagawa.ashita-sanuki.jp/e134138.html
Posted by 会員
at 14:45
│Comments(2)
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中学校の校長が高校側に相談に行った時、高校の方に全然相談に乗る気がなかったわけではなかったようなんですが、どうも「公平性」うんぬんを言って教育委員会(?)からかなり高い塀の提示があったようなことを、特別支援学級の担任から聞きました。―この担任も3年間かかっているのにもかかわらず理解度が低いんだけど。
障害者にとっての「公正公平」とはを、もっと真剣に考えていただきたいものです。
なんせ、テストで点が取れないという障害がある「知的障害」の場合、その基準で選抜されるということは、非常に「公平公正」さにかけるわけでして・・・・・。