2008年11月27日
昨夏開催~第13回全国交流集会inえひめ
第3分科会
「高校:障害児の普通高校進学」
障害児の高校進学について、4人の発題をもとに探っていきました。第1日目、香川の石川さんの娘さんは、現在(2007年)3浪目中(2008年4浪中デス。。。)
現役時には特別措置願書に「~ができない。」という事柄を羅列され、何ら特別措置になりえませんでした。1浪後では、県教委は、保護者作成の文書を添付資料として認めたにもかかわらず、選抜の判断材料として評価採点されませんでした。会場より、各自治体での運動で、障害児を入学させる際に使える特別措置を勝ち取っていった経緯を知りました。また、法的に探れば、点数の順に入るのではないことがわかり、入り込む余地があることを知る必要があります。各自治体により特別措置の形式や内容は違うので入学選抜実施要綱、細目をよく調べることが必要です。
続いて、千葉の高村さんは、胎児診断を拒否、就学時健康診断を拒否することからはじめられました。まず、「分けられるのは嫌です」と宣言することです。16歳の子どもが自分で選び、試験を受けて合格するということを、『情実入学』と表現されたことに憤りを感じたといわれました。千葉20年の運動の結果として、多くの高校進学をはたしました。公開質問状は障害児の高校進学への理解を促し、『「障害児・者」の高校進学にご理解を』の冊子を多くの人たちに配ることで、いっそうの理解を得ているそうです。
受験時の特別配慮申請については、点数が取れるようにという考えではなく、受験そのものを成り立たせればよいという考えのもと出しているといわれました。会場より、「正攻法より、戦術、戦略も求められているのでは」という問いに、北村小夜先生は、正攻法はない。合否を決める校長を、その気にさせるしかない、高校に行きたいと伝えるしかない、情実といわれようとそれしかない。それから制度を作っていくのだと話されました。
~つづく・・・
Posted by 会員
at 07:33
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