2008年11月16日
ワニなついろはカルタ(9)より
SON香川アスリート&てらきちコラボ@カレンダー
《か》
かわいい子には、普通学級を旅させよ。
「かわいい子には旅をさせよ」といいます。
この国では長い間、かわいい「障害児」に旅をさせないできました。
こんなことわざ一つにも、『障害のあるふつうの子』の、「障害児だけ」しか見られてこなかった境遇が分かります。
「かわいい子」であれば、「渡る世間は鬼ばかりじゃない」と思えても、
「障害」の場合には、そうは思えなかったのでしょう。
だから、こうしたことわざ一つ一つでも「障害のあるふつうの子」の
「ふつうの子ども」を取り戻すことが必要です。
こうして、ひとつひとつ「ふつうの子ども」であることを取り戻していると、
あらためて、障害児がこの社会でどれほど「ふつうの子ども時代」を奪われてきたかを思い知らされます。障害があることでの苦労と同時に、いえそれ以上に、ふつうの子どもでいられない寂しい時間を過ごしてきただろうと思います。
「障害」があっても「ふつうの子ども」であることは、誰でも「できる」ことなのですから。
『子ども文化』から障害があると言う理由で排除されている環境を与えつづけていることは、差別であると思います。
~あそびをせんとやうまれけり~
Posted by 会員
at 05:01
│Comments(0)