2008年11月06日
回答
<2008年8月1日(木)のブログです。>
2008年(平成20年)7月30日(水) 毎日新聞 <香川面>
早速記事になりました。
障害児の特別措置拡充要望
高校入試で3団体
すべての子どもが一緒に学ぶ教育の実現を目指している「障害児を普通学校へ・全国連絡会 香川」(練尾登志子代表)など3団体が29日、県教委を訪れ、細松英正教育長あての要望書を提出。高校入試での特別措置の拡充など求めた。
要望書では、障害の有無に関係なく共に学べるモデル校を作る△面接でうまく答えることができない知的障害児のために志望動機など記入した「自己申告書」を選考材料に加えるーなどを要望した。
県教委高校教育課は「内部で協議して回答する」と話した
<ということで~・・・10月17日にご回答をいただきました。・・・>
『要望書』の詳しい内容は、8月6日のこのブログをご参照ください。
回答
「これらの要望を拒否をするものではない。」ということでした。
回答:概略:(口頭での回答ですので、記録させていただいたものを確認のうえ記入させていただきました。)
1、 香川県における障害児の普通学校在学及び普通高校進学の経験と実践の蓄積を踏まえ、「総務課」企画・財務グループ、「高校教育課」教育改革グループ、「高校教育課」及び「義務教育課」教育指導グループ、「高校教育課」総務・施設グループ、「特別支援教育課」、「保健体育課」保健グループ、「人権・同和教育課」の関係各グループで障害児の高校進学・高校教育に、横断的に取り組む主幹級の実務者会議を設置し、当事者団体等と意見交換しながら『高校教育(後期中等教育)ノーマライゼーションプラン』を策定し、プロジェクトチームを立ち上げ、障害のある子もない子も共に学び合う共生モデルの高校を作って、高校教育(後期中等教育)のノーマライゼーションを推し進めてください。
回答>『かがわ特別支援教育推進プラン』にそって平成22年度まで進めていっており、プロジェクトチームを立ち上げてまで積極的に取り組むことはできないが、今後の課題である。
* 参考:『かがわ特別支援教育推進プラン』より *
はじめに~
『かがわ特別支援教育推進プラン』では策定の趣旨として、「・・・障害のある幼児児童生徒の自立と社会参加を目指すとともに、障害の有無にかかわらず、誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合う共生社会の実現を目指して、『かがわ特別支援教育推進プラン』を策定するものです。」と謳っています。
第二章特別支援教育推進のための方向性と施策
(3)高等学校等における特別支援教育の推進
●障害のある生徒に対して、高等学校入学のための学力検査等の際にとられる特別な措置について、周知の徹底を図ります。
● 障害ある生徒の指導や支援に資するため、生徒が卒業した中学校や福祉、医療、労働等の関係機関との連携を推進します。また、高等学校の要請に応じて、連携訪問や巡回相談を実施し、必要な場合は、指導訪問の実施に努めます。
以上のように『かがわ特別支援教育推進プラン』は、高等学校(後期中等教育)における障害のある生徒(もちろん知的障害も含まれる)の支援に努めると謳っている。
2、 障害のある生徒に対する「特別措置」において、「自己申告書」(代筆可)の提出も行い、障害のある本人及び家族の生き方への理解を深める手だてとしてください。
回答>選抜においての総合的判断の資料として扱うよう指導する。
3、「特色選抜」においては、一貫したユニバーサルデザインの理念のよる教育と社会の実現のため、「障害のある生徒で、現住所から通学至便な公立高校を希望し、その他の公立高校に通学することが困難と認められる者」について、その障害による不利益を軽減し、かつ教育を受ける権利を保障するため、あらかじめ若干名の受け入れが可能となるよう制度を改善してください。
回答<『平成17年度以降の公私立高等学校入学定員問題等について(報告)』があるので、別枠で定員を増やすことは出来ない。(私たちは、別枠で定員を増やして欲しいと要望しているのではないのですが。。。)
4、障害のある生徒の高校生活について理解を深めるため、また、新たに障害のある生徒を受け入れる高校の教員が香川県の実績と経験を活用できるように、香川県内の公立高校を卒業した
障害のある生徒の人数及び在学中の配慮事項等の資料を作成してください。
回答>現在すでに作成している。
5、 現在、障害のある生徒を受け入れている高校間で、高校生活に必要な配慮・工夫(授業の取り組み方、加配の教員の関わり方、定期試験や評価における配慮、施設設備の改善等)について、校長・教頭・実際に担当している教員が、情報を交換し話し合う機会を増やし、資料を作成
してください。
回答>現在も資料作成はしており、特別支援教育課からもいろいろな資料の照会や指導を受けており、現状は増加している。学校間の情報交換については把握していない。
教育長はかわったけれども、もちろん2年前の同じ内容の要望書のお答えと、ほとんど同じでした。県教育委員会の指導がちゃんと学校に届くようこれからも見守りつづけましょう
Posted by 会員
at 17:25
│Comments(3)
公私共に忙しく昨夜はひさしぶりに、お布団に入って、9時間寝ました。
高等学校に行かせて健全者ど平等に教育させるのが目的なら
そのあとはどうするんですか?
要は普通学校の中に障害者用の教室を作れってことですよね
今ある慈善団体に失礼だとは思わないのですか?
同じように大学にも会社にも同じような要望を出すおつもりですか?
そうですか、理解できませんか。
「普通学校の中に障害者用の教室を作れ」と言うことではありません。
それと、「今ある慈善団体」というのはどのようなことをおっしゃっているのか・・・、「福祉法人」のことでしょうか?
なかなか難しい問題なので、ブログだけで全ての方にすぐにご理解いただくということは出来ないと思いますが、コメントありがとうございました。
ノーマライゼーションの社会を構築することは、国策なので、大学も会社も障害者を受け入れるようになってきていると思います。