2008年06月30日

ICFの考え方(ちょっと、ひとやすみ。。)

WHO(世界保健機関)の「国際障害分類」

1980年 ICIDH
International Classification of Impairments、(機能形態障害)、Disabilities(能力障害)、andHandicaps(社会的不利)の略であり、障害を3つのレベルに定義した。

 *問題点・・・障害の過程における社会的・物理的環境の役割を十分に反映していなかった。



2001年 ICF
International Classification of Functioning、Disabirility and Healthの略であり、ICIHでは、「出来ない面」を強調しているのに対し、ICFでは心身機能と構造(body function and structure)・個人レベルでの活動(activity)・社会参加(participation)と「出来る面」を強調している。


 ICIDH(1980年)→ ICF(2001年)  
  機能障害         →      心身機能・構造
                  (解剖学的・生理学的な身体の状況)
                      そこに生じた問題は機能障害

 能力障害              活動(個人の課題や行為の実行)
                      そこに生じた問題は活動制限

 社会的不利       →    参加(生活状況への個人の関与)
                     そこに生じた問題は参加制約  

ハート人間らしく生きる権利の回復、全人間的復権の達成を目標とする




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