2007年12月23日
私たちの望み(9月14日提出『要望書』から)
私たちは1995年以来、10年以上もの長きにわたりノーマライゼーション社会実現のため、また、後期中等教育(高校教育)においても障害のある生徒が当たり前に学び育ちあう機会が保障されることを求め活動を続けてきました。
通常学級に在籍した障害のある子どもたちの、6年間の小学校生活、3年間の中学校生活こそが、ノーマライゼーションの体現そのものでした。彼らはいつも自らの生き方を通して、共に生きることの意義と現実を私たちに教えてくれます。彼らがありのままで、地域の中に、地域の学校にいてくれることで、はじめて私たちは今暮らしているこの場所が「私たちの地域」であり「私たちの社会」であると、実感することができます。
障害のある子どもたちに、必要な配慮のないまま「選抜試験」を課し、高校で学ぶ機会(後期中等教育)を奪うことは、ノーマライゼーション社会の実現を妨げる最も大きな障害(バリア)になっています。視覚障害の人に点字等の配慮があり、聴覚障害の人には手話通訳等の配慮があるように、知的障害の人に後期中等教育を保障するための必要な配慮を整えることこそが、一貫したユニバーサルデザインの理念のもとに行われる教育の姿であると私たちは確信します。
私たちは、障害のある生徒とない生徒が共に学び会える後期中等教育(高校教育)を求め今年度以下の事項の実現を要望いたします。
記
1,香川県における障害児の小学校・中学校の通常学級在籍及び高校進学の経験と実践の蓄積を踏まえ、各関係課の主幹級の実務者が連携をとり、また、当事者団体等と意見交換し、後期中等教育(高校教育)のノーマライゼーションを押し進めてください。
2,後期中等教育(高校教育)における選抜は、教育を最も必要とする生徒を最優先にしてください。
通常学級に在籍した障害のある子どもたちの、6年間の小学校生活、3年間の中学校生活こそが、ノーマライゼーションの体現そのものでした。彼らはいつも自らの生き方を通して、共に生きることの意義と現実を私たちに教えてくれます。彼らがありのままで、地域の中に、地域の学校にいてくれることで、はじめて私たちは今暮らしているこの場所が「私たちの地域」であり「私たちの社会」であると、実感することができます。
障害のある子どもたちに、必要な配慮のないまま「選抜試験」を課し、高校で学ぶ機会(後期中等教育)を奪うことは、ノーマライゼーション社会の実現を妨げる最も大きな障害(バリア)になっています。視覚障害の人に点字等の配慮があり、聴覚障害の人には手話通訳等の配慮があるように、知的障害の人に後期中等教育を保障するための必要な配慮を整えることこそが、一貫したユニバーサルデザインの理念のもとに行われる教育の姿であると私たちは確信します。
私たちは、障害のある生徒とない生徒が共に学び会える後期中等教育(高校教育)を求め今年度以下の事項の実現を要望いたします。
記
1,香川県における障害児の小学校・中学校の通常学級在籍及び高校進学の経験と実践の蓄積を踏まえ、各関係課の主幹級の実務者が連携をとり、また、当事者団体等と意見交換し、後期中等教育(高校教育)のノーマライゼーションを押し進めてください。
2,後期中等教育(高校教育)における選抜は、教育を最も必要とする生徒を最優先にしてください。
Posted by 会員
at 01:14
│Comments(5)
養護学校高等部の存在をどのようにお考えですか?
お教え頂きたいです。
障害のある子(特に知的障害児と言われている生徒は点数がとれないので、高校j受検の今の選考状況では、非常に選抜されにくい)が『クラスメートが障害のある子しかいないという学校(養護学校高等部)』でしか後期中等教育(・・・知的障害の養護学校の高等部は後期中等教育を提供していないのかも知れないし・・・)を受けることができないという状況、養護学校高等部の存在で補完していると教育行政が考えているとすれば、国が厚生白書でも謳っている「ノーマライゼーション社会の推進」を阻んでいると考えざるおえない。
また、中等教育は前期(中学校)と後期(高校)に分かれて、子どもたちに提供されているので、知的障害があっても中等教育を、受ける権利が子どもにはあると思う。
1 ご自身の希望する高校(例えば専攻課とは特進など)へ無条件での進学を希望されていますか?
2 高校に入ったと仮定して教育の現場で健常者と同じ授業を希望されていますか?
3 同じく高校に入ったと仮定してその子に合った教育を個別に希望されていますか?
教えて下さいばかりで恐縮ですが良い機械なのでお願いします。
お返事が遅くなって申しわけありません。
1,この会のブログは個人ブログではないので、発信者が「かおりん」になっていたので誤解されたのかも知れませんので、今回「会員」になおしました。
「ご自身の希望する」と言われますのは、「我が会の子どもたちが希望する」ということで、理解させていただきますと・・・。
「無条件での」ということもどういう意味か分からないのでお答えになっているかどうか不安ですが、「クラスからの取り出しはしないというのが条件」といいますか・・・。
2.私たちの会の求めている教育は「教科を教育する」ではなく「教科で教育する」なので、もちろん同じ授業を希望します。
3.私たちの原則は、「共に、普通に」であり、分けないことを繰り返し点検します。その子に合った教育を合同の場でしていただきたいと思っています。インクルーシブ教育(包み込まれる教育)について、ピーター・ミットラーは「すべてのこどもは特別であり、すべてのこどもの教育的ニーズにこたえる教育」と言います。
お忙しいさなかありがとうございました。