2009年06月07日
昨年6月のブログを掲載します。②
千葉からの便り~
・ ・ 前回からのつづき ~
小学校も、中学校も、みんなと一緒にがんばってきた?
がんばっても、点数が取れなきゃっなんにもならない。
がんばっても、意味がない。
残念だね。ここは義務教育じゃないからね。
差別?
差別なんかしていなよ。
あなたたち障害児のための高校を用意してあるんだから、
しかも、普通の高校の何倍もお金をかけて、
立派な学校を作ってあるよ。
教育の予算だって、ふつうの生徒の10倍のお金を使ってるんだからね。
普通の学校は、生徒一人に年間90万円費やしているけど
特別支援学校は、生徒一人に年間930万円も費やしているんだからね。
この国に生まれて、幸せだと思わなくちゃ
アジアには、なんの教育も受けられない障害児や女の子が100万人以上いるんだから。
特別支援学校を作るには、普通の学校の10倍もお金がかかるんだから。
この国に生まれてよかったね。
金持ちの国だから、
ちゃんと障害児用の立派な学校を作ってもらえるんだ。
生徒二人に、せんせいが、一人ついている。
なんて恵まれているんだろう。
こんなにお金をかけてもらって、
学校も作ってもらって、先生も用意してもらって、
差別なんて、おかしいでしょう。
お金をかけて、私を分けないでほしい。
私がほしいのは、立派な建物じゃない。
私がほしいのは、大勢の先生じゃない。
私がほしいのは、高校生の仲間。
ここまで、一緒に育ってきた仲間と同じように、
受けとめてくれる学校。
高校は、みんなが、みんなが行くところでしょう。
だから、わたしも、受けとめてほしい。
わたしを受けとめてほしい。
どんな障害があっても、わたしは中学校を卒業したばかりのふつうの子ども。
つづく~
Posted by 会員
at 18:01
│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。